陶芸にハマった理由は、ズバリ自由な制作と偶発性です。
建築設計では法規やら計算やら、いろいろな制約がつきまとうんですが、陶芸はそんな規制から一切フリー。もう、好きに作ってよし!という感じです。
(建築で溜まったストレスの発散って噂もありますが…笑)
それにしても陶芸って、本当に偶発性の塊なんです。窯の中で釉薬がどう変化するか、正直、「窯におまかせ」です。
「ちゃんと焼けてるかな…」という心配もどこへやら。窯出しの瞬間はほとんどギャンブル(笑)。けれど、そのサプライズがすごく刺激的でやめられない。
同じ作品を作ろうとしても、まったく同じものは二度とできません。再現性?何それおいしいの?
まさに「唯一無二」。自然の力に身を委ねながら、偶然の景色を見るたびに、ああ、陶芸ってやっぱり美しいなあ…としみじみ思うのです。

こちらの写真は焼き締め(釉薬を使わず高温で焼き上げた渋い子)の作品なんですが…なんと、隣の作品から釉薬が「こんにちは」して色が移っちゃいました。
まるで、「おすそ分けしといたよ〜」ってノリで勝手にコラボしてきた感じです。これぞ陶芸あるあるのサプライズ。嬉しいような、狙ってないような…でも、これも味なんですよね。